恐竜は既に絶滅してしまっている為、最強の恐竜と言っても予想の範疇を超える事はありませんが、体格や体の特徴などから総合的に判断した最強に近い存在であったと推測される恐竜をこの頁ではご紹介します。
まず、多くの人が最強の恐竜の聞いて最初に思い浮かぶのがティラノサウルスを中心とした肉食恐竜だと思われますので、最強の名に恥じない大型の肉食恐竜達の名を以下に記載していきます。
大型の肉食恐竜としては前述した「
ティラノサウルス」、アジアで発見された「
タルボサウルス」、大型恐竜の宝庫であるアルゼンチンで発見された「
ギガノトサウルス」、最も体が大きかったと言われる「
スピノサウルス」などがあげられますが、これらの恐竜はスピノサウルス以外は形状が似ており、大型の草食恐竜の化石から歯の跡なども確認されている為、攻撃性についても申し分なく、最強の肉食恐竜であった可能性が高いと言えます。
また、スピノサウルスについては大きいものでは全長が18m、体重が9トン程あったとされ、頭部が現存している生物の中で最も噛む力が強いとされるワニのような形状をしている事から噛む力が強く、圧倒的な攻撃力を持っていた事が予想されます。
最強の肉食恐竜は大型で攻撃性の強いものであったはずであり、以上の4種が最強の恐竜に非常に近い存在であったのではないかと思われます。
空を飛ぶ種に関しては「
ケツァルコアトルス」が生態系の最上位に属していたと推測されます。
理由は非常に体が大きく、骨格標本から得られる情報では筋肉なども発達していたと考えられており、最も進化している恐竜が多くそろった恐竜の絶滅直前の白亜紀後期に生息していた恐竜だからです。
海を泳ぐ種の中で最も強力な種のひとつだと考えられているのは「
リオプレウロドン」で、その理由は体が大きく凶暴で、ワニのような強力な顎、鋭い歯などを持っていた事などがあげられます。
また、同じく海に住む種である通称「プレデターX」の名で知られる「プリオサウルス・フンケイ」も現在は詳細があまりハッキリとはしていませんが、その体の大きさとティラノサウルスの4倍とも推測される噛む力から最強に近い存在だったのではないかと言われています。
尚、草食恐竜の中では桁違いの大きさを持つ「
アルゼンチノサウルス」や角などの武器を持ったケラポッド類の中で最も進化した種のひとつである「
トリケラトプス」などの名前があがるでしょう。