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ケツァルコアトルス。[恐竜図鑑]

ケツァルコアトルス
Quetzalcoatlus

ケツァルコアトルスの画像2
科名
アズダルコ科
分類
プテロダクティルス類、翼竜類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)
時代
7500万年~6500万年前(白亜紀後期)
翼開長
約11m
体重
約110kg
食べ物
繁殖形態
卵生
ケツァルコアトルスの画像3
解説
ケツァルコアトルスは中米のメキシコ・グアテマラにアステカ文明を築いたアステカ族の神話において羽毛を持った神として登場するケツァルコアトルにちなんで名づけられた翼竜ですが、この翼を持った動物は神のケツァルコアトルとは違って羽毛は持っていなかったようです。

ケツァルコアトルスは羽毛は持っていませんでしたが他の多くの翼竜達と同じく柔毛と呼ばれる短くて柔らかい毛を持っており、これは爬虫類が持つ鱗状の皮膚が変化したものだと言われています。
また、ケツァルコアトルスは長い地球の歴史の中で登場した空を飛ぶ動物の中でも最大の種類で、翼を開くとその大きさは11mにも及ぶという現代では考えられないようなとてつもない大きさでした。
しかし、この巨大な翼竜は腕の部分には大きな筋肉を持っていましたが、大きすぎる体ゆえに現在の鳥のように羽ばたいて飛び立つことはできず、山の上から飛び降りた後に気流に乗って上昇し、グライダーのような方法で飛行していたと考えられています。

ケツァルコアトルスは白亜紀後期の恐竜絶滅の時まで生きのびた恐竜だとされている事から翼竜の最終進化形のひとつであると言えるでしょう。
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