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ヴェロキラプトル [恐竜図鑑]

ヴェロキラプトル
Velociraptor

ヴェロキラプトルの画像3
ヴェロキラプトルの画像2
科名
ドロマエオサウルス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、テヌタラ類、マニラプトル類、デイノニコサウルス類
生息地(発見地)
アジア(ロシア、モンゴル、中国)
時代
7000万~6500万(白亜紀後期)
全長
1.5~2m
体重
約16kg
食べ物
繁殖形態
卵生
ヴェロキラプトルの画像
解説
ヴェロキラプトルは映画「ジュラシックパーク」に登場した小型の肉食恐竜で、動きが機敏で脚が速い事から作中では人を追い詰める恐怖の存在として描かれていました。
しかし、実際のヴェロキラプトルは映画の中で見られるものより小さく、体高は人の股下程度の高さしかなかったようです。

ヴェロキラプトルは猛禽類の鉤爪のような形状の手足と細長い頭部に比例したワニのように長い口、その中に並んでいる細かく鋭利な牙が特徴的で、その姿は小型ながら残忍なハンターであった事を伺わせます。
また、ヴェロキラプトルが獲物を狙うハンターであった事は現在までに出土した複数の化石からも分かっており、主に卵や幼い子供などを狙って捕食していたと考えられています。

ヴェロキラプトルは小型である為、大型の恐竜にとっては脅威ではなかったと思われますが、素早い上に集団で行動し、現在では脳が大きく頭が良く、視力が優れていたという事も分かっている為、多くの動物にとって油断のならない怖い存在であったであろうと推測されています。

※2018年上映される「ジュラシックワールド 炎の王国」においてもヴェロキラプトルは「ブルー」という名前で登場し、重要な役割を果たすようです。
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