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アパトサウルス(ブロントサウルス)[恐竜図鑑]

アパトサウルス
Apatosaurus

アパトサウルスの画像
科名
ディプロドクス科
分類
竜脚類、竜脚形亜目、竜盤類、新竜脚類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)
時代
1億6100万~1億4500万年前(ジュラ紀後期)
全長
約23m
体重
25~30トン
食べ物
植物(針葉樹)
繁殖形態
卵生
アパトサウルスの画像2
解説
アパトサウルスは以前はブロントサウルスと呼ばれていた恐竜と同種とされている恐竜でブロントサウルスの名前の方が広く世に知られてしまった為にアパトサウルスがブロントサウルスと同じであるという事を知っている人はまだ限られてるという状態です。
元々、なぜブロントサウルス(雷トカゲの意)と呼ばれていたのかというと新種の恐竜を先に発見し名前をつける事にやっきになっていた時代に発見されたが為に正確な恐竜の同定を行わずに発表されてしまった事が原因であったと言われています。
その後、ブロントサウルスはそれよりも前に発見されていたアパトサウルスと同種の恐竜である可能性が高いとされた為、ブロントサウルスという名前は新種であるという考えと共に消えていく運命となりました。

アパトサウルスはディプロドクス科に属する恐竜でディプロドクスとは、よく似ていますが、体重はアパトサウルスの方が重く、体長はディプロドクスの方がやや大きかったようです。
この体重の差はアパトサウルスの方が体高が高く、胴体が大きかった事などが大きな理由で、強い靭帯を使って6mにも及ぶ、この長い首を持ち上げていたと考えられています。
また、後脚よりも前脚の方が長い事もアパトサウルスの特徴のひとつです。

アパトサウルスは特に強い防御手段を持たなかった事から、この大きな体が肉食恐竜から身を守る為の最大の武器であったと考えられていますが、驚くべきはその成長スピードであり、生まれてから約13年で成体になっていた可能性があるそうです。
特に幼体の時は一日で体重が15キロも増えていたという説もあり、この並外れた成長速度は驚くべきものですが、これだけの成長速度を支える事ができるほど、食料となる植物が非常に豊富な時代であったという事も言えるでしょう。

※2015年4月7日にアパトサウルスとブロントサウルスは別種の恐竜である可能性が高いという研究結果が新たに発表されました。
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