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トロオドン [恐竜図鑑]

トロオドン
Troodon

トロオドンの画像2
科名
トロオドン科
分類
竜盤目、獣脚亜目、テヌタラ類、マニラプトル類
生息地(発見地)
北米(アメリカ合衆国、カナダ)
時代
8000万~7200万年前(白亜紀後期)
全長
約3m
体重
約50kg
食べ物
繁殖形態
卵生
人との比較
トロオドンと人の比較
解説
トロオドンの名前は「傷を負わせる歯(傷つける歯)」といった意味で獣脚類の肉食恐竜らしいノコギリ状の鋭い牙が名前の由来となっています。上記の人と大きさを比較した画像を見てもわかる通り、あまり体の大きい恐竜ではありませんが体の大きさに占める脳の比率が全ての恐竜の中で最大級とされる頭脳派恐竜として広く知られています。

体の特徴としては目が大きく、両目が前を向いて形で並んでおり、口の中には30本以上の歯が並んでいました。
また、以前はトカゲのような皮膚で覆われた姿で描かれていましたが羽毛恐竜であった事が分かってからは上記の画像のように羽毛で覆われた姿で描かれるようになりました。
肉食恐竜だったという説が有力ですが歯の形状から植物も食べていた雑食恐竜である可能性も一部で指摘されています。

頭骨の構造だけでは知能の発達は証明できないという学者もいますがトロオドンは知能だけではなく感覚機能も発達していたとする説もあり夜に狩りを行っていた可能性があります。
細くてしなやかな体つきから想像される通り、脚の速い俊敏なハンターだったとされており、時には昆虫を使って魚をおびき寄せて獲っていたとも言われています。

体の小さなトロオドンの獲物は昆虫、魚、小型の哺乳類、小型の恐竜などであったと考えられています。

トロオドンの最初の記述年は1856年の事で命名者はアメリカ合衆国の古生物学者である「ジョセフ・ライディ」です。
化石は北米大陸のカナダのアルバータ州にあるジュディス・リバー層、アメリカのモンタナ州のヘル・クリーク層、アラスカ州、ワイオミング州などで最初に発見されてましたがその後、メキシコやロシアなどでも後に発見されました。
現在までに成体から卵まで様々な化石が見つかっており、研究も進んでいます。
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