背景画像

サウロロフス。[恐竜図鑑]

サウロロフス
Saurolophus

サウロロフスの画像
科名
ハドロサウルス科
分類
鳥脚類、鳥盤類、鳥脚亜目
生息地(発見地)
北米(カナダ)、アジア(モンゴル)
時代
7000万年前(白亜紀後期)
全長
約13m
体重
約22トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
人との比較
サウロロフスと人
解説
サウロロフスは大型のカモノハシ竜で、その全長は13mにもおよび、かなり大きなものでした。また、二足でも四足でも歩行できたとされ、頭部の後ろ側にある短いトサカはこの種のもの多くが中空だったにもかかわらず、サウロロフスのトサカは中身が詰まっていました。

サウロロフスは大きな尻尾と背の部分の突起を覆った帆のような皮膚の膜が特徴的で、この巨大な尻尾でバランスを取る事によって、二足での歩行を可能にしていたと考えられています。
また、サウロロフスは一説によると鼻から後頭部にかけて皮膚でできた袋を持っており、吠える際にこれを膨らませて音を鳴き声を増幅させていたと言われています。
その声は現在のオーボエのような音だったとも言われていますが、袋の部分と思われる皮膚の化石が発見されていない事から、この説は予想の域を脱していません。
しかし、このような説は好奇心を刺激するユニークな話だと言えるでしょう。

尚、サウロロフスは北米のカナダと東アジアのモンゴルで発見されており、初めて書物に記載されたのは20世紀初頭の1912年です。
関連ページ