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サルコスクス。[恐竜図鑑]

サルコスクス
Plesiosaurus

サルコスクスの画像
科名
フォリドサウルス科
分類
爬虫綱(はちゅうこう)、ワニ目、中鰐亜目
生息地(発見地)
アフリカ、南アメリカ
時代
1億2100万年~9300万年前(白亜紀前期~中期)
全長
12m
体重
8~10トン
食べ物
肉食
繁殖形態
卵生
解説
サルコスクスはデイノスクスと並んで史上最大級のワニと言われている白亜紀前期の動物で、その体長は12m、頭骨だけでも1.6mあったとされています。また、体重も非常に重かったと考えられており、現在のアフリカゾウと同じ位の体重だったであろうと推測されています。
一説には小型~中型の恐竜をも襲って食べていたといたとされていますが、顎の形状が細くなっている事から主に魚を食べていたのではないかと言われています。

サルコスクスの口の中には100本以上の鋭い歯があり、一度、獲物に食いつくと外れない構造になっていました。
また、最近の研究結果により、寿命が約60年程度であった事や鼻が匂いを嗅ぐだけではなく、音を出す為の器官であった事が分かり、求愛の際にも用いられたのではないかという推測もなされています。

約9000万年前に正鍔類(せいがくるい)に属するワニが地球上にあらわれ、ここからクロコダイル科、アリゲーター科、ガビアル科が生まれました。
サルコスクスは白亜紀に絶滅しましたが、前述した正鍔類のワニ達は白亜紀末期に起こった爬虫類の大量絶滅を切り抜け、現在まで生き残る事ができたのです。
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