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サルタサウルス。[恐竜図鑑]

サルタサウルス
Saltasaurus

サルタサウルスの画像
科名
サルタサウルス科
分類
竜脚類、双弓亜鋼(そうきゅうあごう)、竜盤類、ティタノサウルス類
生息地(発見地)
南米(アルゼンチン)
時代
白亜紀後期
全長
約12m
体重
約10トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
サルタサウルスは白亜紀後期に現在の南米アルゼンチンに生息していたとされる草食恐竜で、竜脚類の恐竜としては体もそれほど大きくなく、首もあまり長くありませんでした。
また、サルタサウルスの「サルタ」とは地名であり、名前の意味は「サルタのトカゲ」です。

サルタサウルスの大きな特徴は背の部分にある装甲で、これは直径2.5cmほどの大きなの骨質の粒がかたまる事によって形成されており、この骨質の粒によって背面全体が覆われています。
更に、その骨質の粒の中には10倍ほどの大きさがある骨の塊が所々にちりばめられていました。このような骨質の盾は鎧竜類の恐竜と比較すれば不十分なものでしたが、全長が12m程度で体の大きくないサルタサウルスでも生き延びられたという事実から、この地域には強力な肉食恐竜があまり多くは生息していなかった可能性があります。

尚、サルタサウルスはティタノサウルス類の恐竜ですが、ティタノサウルス類に属する恐竜は竜脚類でありながら、このような装甲を持つ種類が少なくなかったようです。
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