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ランフォリンクス [恐竜図鑑]

ランフォリンクス
Rhamphorhynchus

ランフォリンクスの画像
科名
ランフォリンクス科
分類
ランフォリンクス類、翼竜類
生息地(発見地)
ヨーロッパ(ドイツ)、アフリカ(タンザニア)
時代
1億6400万年~1億5400万年前(ジュラ紀後期)
翼開長
約1.7m
体重
約4kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
ランフォリンクスはプテラノドンなどと同様に比較的、知名度が高いとされている翼竜で、体は翼を開いても2mにも満たないという翼竜としては小さい種類でした。現在、化石が発見されている中で最も小さい個体に至っては20cm程度しかありませんでした。

ランフォリンクスの化石はドイツ南部とタンザニアで発見され、同じ地層からは始祖鳥の名で広く知られているアーケオプテリクスや二足歩行の獣脚類であるコンプソグナトゥス、翼竜のプテロダクティルスなどが見つかっています。
これらの恐竜は全長が1~2m程度と恐竜としては非常に小さく同時代の同じ場所に生きた恐竜は大型の種類が少なかった可能性を示唆しています。

ランフォリンクスの頭部は鳥のような形をしており、細長く先のとがったクチバシ状の口を持っていました。この大きな口の中にはその面積に不釣合いな20本程の歯しかなかった為、歯と歯の間には大きな隙間があります。
ランフォリンクスの餌は魚や小さなエビなどの川や湖に住む生物であった事が化石の胃の内容物から確認されており、これらの獲物を捕食するにはこの特徴的な口が役に立っていたと考えられています。
また、長い尾を持っていた事もランフォリンクスの特徴のひとつです。
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