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プシッタコサウルス。[恐竜図鑑]

プシッタコサウルス
Psittacosaurus

プシッタコサウルスの画像
科名
プシッタコサウルス科
分類
ケラポッド類、鳥盤類、ゲナサウルス類、周飾頭類(しゅうしょくとうるい)、角竜類
生息地(発見地)
アジア(モンゴル、タイ、中国、ロシア)
時代
1億2500万~1億年前(白亜紀前期)
全長
1~2m
体重
25~70kg
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
プシッタコサウルスは頭部の先端にあるくちばしが特徴的な小型の恐竜で、これと同じ特徴を持つ、トリケラトプスやスティラコサウルスなどの大型草食恐竜の祖先であるとされています。また、プシッタコサウルスは恐竜とは言っても体重は25~70kg程度であったと考えられており、成長した個体でも生まれたばかりの象と同じ位の体重しかありませんでした。

プシッタコサウルスはかなり多くの化石が発見された恐竜であり、その数は400体を超え、生態や体の特徴などの研究がかなり進んでいる恐竜のひとつです。
また、名前は「オウムトカゲ」という意味で、その特徴的なくちばしが名前の由来となっています。手には4本の指を持ち、基本的には二本足で立ちあがり、丈夫なくちばしで植物を噛み千切って食べていたとされています。

プシッタコサウルスの化石の中には成体の遺骸と同じ場所に30体以上の幼体と一緒に発見された事もあり、この恐竜が子育てをしていた可能性が非常に高い事が分かっています。このような発見は原始的な体の構造を持ちながら長い間、繁栄し続ける事に成功したプシッタコサウルスの能力の片鱗をうかがい知る事ができる情報だと言えるでしょう。
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