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パラサウロロフス [恐竜図鑑]

パラサウロロフス
Parasaurolophus

パラサウロロフスの画像
科名
パラサウロロフス科
分類
ケラポッド類、鳥盤類、ゲナサウルス類、周飾頭類(そうしょくとうるい)、ハドロサウルス類、アグアノドン類
生息地(発見地)
北米(アメリカ、カナダ)
時代
8200万~6600万年前(白亜紀後期)
全長
8~10m
体重
4~6トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
パラサウロロフスの画像2
解説
1921年に世界で初めて化石が発見されたパラサウロロフスは頭部からゆるいカーブを描きながら後方に突き出しているコブが特徴的な恐竜で、そのユニークな姿から一度見た人は必ずと言っていいほど覚えており、その長いトサカは見る者に大きなインパクトを与えるものだと言えるでしょう。

パラサウロロフスのこの特徴的なコブは鼻の部分から伸びており、その長さは約2メートルであったとされ、以前は水中に入った時に呼吸をする為のシュノーケルのような役割を果たしていたのではないかと考えられていました。しかし、トサカの先端に開口部がなかった事から今はその説は否定され、仲間を呼ぶ際の共鳴器としての機能をもっていたのではないかなど様々な説が生まれましたが現在も具体的な役目についてはハッキリしていません。

パラサウロロフスと同じハドロサウルス類に属するエドモントサウルスやマイアサウラといった恐竜は沢山の化石が見つかっいて標本についてもおよそ数千点も確認されており、基本的には群れで暮らしていた事が分かっています。
それに対して同じハドロサウルス類でありながら化石の発見数が少ないパラサウロロフスはハドロサウルス類に属する恐竜の中では最も生息数が少なかった恐竜のひとつだったと推測されており、学者の間ではおそらく群れではなく、単独で生活していたのではないかと考えられています。
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