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パキケファロサウルス [恐竜図鑑]

パキケファロサウルス
Pachycephalosaurus

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科名
パキケファロサウルス科
分類
ケラポッド類、鳥盤類、ゲナサウルス類、周飾頭類(そうしょくとうるい)、パキケファロサウルス類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)
時代
7600万~6800万年前(白亜紀後期)
全長
4~6m
体重
250~800kg
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
パキケファロサウルスの画像2
解説
パキケファロサウルスはアメリカのワイオミング州、サウスダコタ州、モンタナ州の3つの州でしか化石が発見されていない恐竜で、皿のような頭部と鳥のくちばしのような口の形状から、日本の妖怪である河童を彷彿させる非常にユニークな外見を持つ恐竜です。

パキケファロサウルスは体がそれほど大きい恐竜ではなく体重も1トンに満たなかったのではないかと考えられていますが、その特徴的なドーム型に膨らんだ頭部の骨はまさに塊と言えるような代物で、約25cmほどの厚みがあり、信じられない位、硬かったとされています。
そのドーム型の頭頂部の周りには角のような突起があり、鼻の上の部分にも同じように突起がありました。
また、長い尾は骨化した腱で補強されていた事から真っ直ぐと宙に浮かす事ができ、この尾で体重のバランスをとる事によって、二足歩行での機敏な動きを可能にしていたと考えられています。

尚、この特徴的な頭部については様々な憶測がなされ、当初は羊や山羊などの動物のようにメスを争ってオス同士が頭部をぶつけ合ったのではないかとも考えられていましたが、丸い頭部はぶつけ合うという用途には向いていない事やヒビなどの外傷があるものが見つかっていない事から敵にぶつけるなどの実用的な用途ではなく、単に見せる為のディスプレイ的な意味合いが強かったのではないかという説が現在では有力とされています。
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