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オウラノサウルス。[恐竜図鑑]

オウラノサウルス
Ouranosaurus

オウラノサウルスの画像
科名
イグアノドン科
分類
イグアノドン類、ゲナサウルス類、鳥盤類、ケラポッド類、鳥脚類
生息地(発見地)
アフリカ(ニジェール)
時代
1億2500万年~1億1200万年前(白亜紀前期)
全長
約7m
体重
約4トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
オウラノサウルスは有名なイグアノドンと似た四足歩行の恐竜ですが、相違点としては背中に最大で1mに達する突起があり、そこに皮膚が覆われて帆のような形になった部分があるという点がイグアノドンとの大きな違いです。また、この帆のような部分は熱を放出し、体温を調節する役目を持っていたとされ、その仕組みは帆のような皮膚の中を血液が多く走っており、それを空気にさらして冷やすというものであったようです。

オウラノサウルスは頭部が細長く、先端の口の部分は嘴になっていますが、口の中には多くの歯が並んでいました。また、現存の動物であるキリンと同じように植物を食べる際に便利な長い舌を持っていたとされています。

オウラノサウルスの化石は1960年代の初めに発見され、最初に発見したのはウラン鉱の探査を行っていたフランスの原子力委員会の地質学者です。化石が発見された後はフィリップ・タケという古生物学者が調査を引き継ぎました。
尚、オウラノサウルスの化石の発見地であるアフリカのニジェール共和国は現在は砂漠ですが、オウラノサウルスが生きた時代には多くの木が茂り、湖があるなど、草食恐竜が生活する上で適した場所であったと言われています。
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