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ノトサウルス。[恐竜図鑑]

ノトサウルス
Nothosaurus

ノトサウルスの画像
科名
ノトサウルス科
分類
海生爬虫類、双弓亜綱、鰭竜類、偽竜目
生息地(発見地)
ヨーロッパ(フランス、ドイツ、イタリアなど)、中東、アジア、北アフリカ
時代
2億4000万年前~2億1000万年前(三畳紀後期)
全長
約4m
体重
90kg
食べ物
肉(魚など)
繁殖形態
卵生
解説
ノトサウルスは細長い頭と大きな口、水かきのついたヒレ足などが特徴的な海生爬虫類で浅い海を泳ぎ回って魚などを襲って捕食しながら生活していた考えられています。名前にある「ノト」とは偽の意味でノトサウルスとは「偽のトカゲ」という意味になります。

ノトサウルスの大きく裂けた口の中には多くの鋭い歯が備わっており、この歯の一本一本が口を閉じると綺麗に噛み合う仕組みになっていました。また、四肢の先にある五本の指の間の水掻きは化石からその痕跡が見つかった事によって証拠のある正確なものとして復元画像などに記されるようになりました。
その他の体にある目立った特徴としては通常、動物の鼻孔は頭部の先にある事が多いですがノトサウルスの鼻孔は目のすぐ傍にあるという特徴があります。この特徴についてはハッキリとした理由は分かっていません。

交尾は海中で行われたとされ、その後の産卵は陸に上がって行っていたと言われています。また、残された骨組織を研究した事によって成体になるまでには約3年かかり、寿命は6年ほどであった事が分かっています。

ノトサウルスの化石は1834年にドイツで初めて見つかり、記載年は1834年、記載者はゲオルク・ミュンスターです。
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