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ニジェールサウルス。[恐竜図鑑]

ニジェールサウルス
Nigersaurus

ニジェールサウルスの画像
科名
レッバキサウルス科
分類
竜脚類、竜盤類、レッバキサウルス類
生息地(発見地)
アフリカ(ニジェール)
時代
約1億1000万年前(白亜紀前期)
全長
10~15m
体重
不明
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
ニジェールサウルスは竜脚類とは思えない非常にユニークな形をした頭部を持っており、その口の部分はまるで掃除機のように大きく横に広がっていました。また、日本でも上野国立科学博物館で行われた「2009年大恐竜展」にニジェールサウルスが展示された事によって、その人気に更に拍車がかかりました。

ニジェールサウルスの「ニジェール」とは発見地であるアフリカの地名であり、名前は「ニジェールのトカゲ」という意味になります。
ニジェールサウルスは竜脚類に属する草食恐竜ですが、首があまり長くない事から多くの竜脚類の恐竜のように首を上に伸ばして上部にある植物を食べていたのではなく、掃除機のような口を使って地面付近のやわらかい植物を上手に食べていたようです。
また、その口の先には80本以上もある細かい歯がびっしりと並んでおり、植物をすり潰す事によって歯がすり減っても裏側にある予備の歯がすぐにせり出してくるという便利な仕組みになっていました。
この予備の歯は最大10セットもあったとされており、全て合わせると500個もの歯が並んでいたとされています。

尚、ニジェールサウルスの正式な記載は1999年の事です。
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