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マメンチサウルス。[恐竜図鑑]

マメンチサウルス
Mamenchisaurus

マメンチサウルスの画像
科名
エウヘロプス科
分類
竜脚類、竜脚形亜目、マクロナリス、竜盤類
生息地(発見地)
アジア(中国)
時代
1億5100万年~1億4600万年前(ジュラ紀後期)
全長
約25m
体重
18~20トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
マメンチサウルスの画像2
マメンチサウルスの画像3
解説
マメンチサウルスは首の長い恐竜が多い竜脚類の中でも最も長い首を持つ種類のひとつで、その長さは全長の2分の1を超える12~15メートルにもおよび、首の椎骨の数も通常よりも多い19個となっています。また、この非常に長い首は横に動かすのが難しかったようで、基本的には横ではなく上下の動きで頭部を動かし、高い木に茂っている葉などを食べていたようです。

マメンチサウルスの化石は中国の四川省、甘粛省、新疆ウイグル自治区でしか見つかっておらず、名前の「マメンチ」とは漢字で馬門渓と書き、発見地に由来しています。最初に骨格標本が発見されたのは道路の建設現場で、その後、楊鐘健によって「マメンチサウルス」と命名されました。

マメンチサウルスは近年になって大量に骨格標本が発見され、その中にほぼ完全な骨格も含まれていた事によって研究が進み、ヴルガノドンやシュノサウルスが進化した高等な種である事が分かっています。
また、生息地は異なりますが、有名なアパトサウルス、ディプロドクス、ブラキオサウルスなどの竜脚類と近縁種であったようです。
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