科名
パキコルムス科
分類
条鰭綱(じょうきこう)、パキコルムス目
生息地(発見地)
ヨーロッパ(イギリス、フランス)、南アメリカ(チリ)
時代
1億6500万年~1億5500万年前(ジュラ紀後期)
リードシクティスは史上最大の魚であるとも言われているジュラ紀後期の海に生息していた魚類で、その体長は現存している最大の魚類であるジンベエザメを大きく上回る最大27mと推測されていますが、最近の研究結果ではもっと体が小さかったのではないかと言われています。
リードシクティスは威圧感のある大きな体をしていますが性格は温厚でプランクトンや小魚、小エビ、クラゲなどの小さな生き物を海水と共に吸い込んで口の奥に数万個ある細かい歯で濾し取って食べていたと考えられています。
また、これほど大きな体を持っていたにも関わらず、凶暴な海の捕食動物として知られている「
リオプレウロドン」や「
メトリオリンクス」などに襲われて食べられていた事が分かっています。
リードシクティスの化石は1880年にイギリスのオックスフォードでアマチュア古生物学者であるアルフレッド・リーズの手によって発見されました。学名のリードシクティスとは「リーズの魚」を意味し、これは発見者であるリーズの名前に由来しています。
化石の発見数は少ないのですが、ほぼ完全な骨格標本がスコットランドの都市であるグラスゴーの博物館に保管されています。