科名
                            
                            	ヒプシロフォドン科
                            
                            分類
                            
                            	鳥脚類、ゲナサウルス類、ケラポッド類、鳥盤類
                            
                            生息地(発見地)
                            
                            	北米、ヨーロッパ、アジア
                            
                            時代
                            
                            	1億3000万年~1億1500万年前(白亜紀前期)
                            
                         
                        
                            ヒプシロフォドンは1849年に化石が発見された恐竜ですが、発見されてから約40年間は
イグアノドンの幼体だと考えられていた為、新種の恐竜と認められ、トマス・ヘンリー・ハックスリーによって改めて「ヒプシロフォドン」という名前がつけられたのは1889年になってからです。
                            
                            ヒプシロフォドンは二足歩行を行う草食恐竜で最も大きな特徴は頭部の先にある大きなクチバシです。ヒプシロフォドンはクチバシを持っていましたが現在の鳥などとは異なり、口の中には植物をすりつぶす為の歯が並んでいました。また、同じ地域にはネオヴェナトルやエオティラヌスなどの捕食者がいましたが、ヒプシロフォドンは体が小さく体重が軽かった為、俊敏な動きでこれらの肉食恐竜から逃れていたと考えられています。
                            
                            尚、以前は木の上で生活していた恐竜だと考えられていましたが、その後、研究が進んだ事によって地上で生活していた恐竜であった事が分かりました。
                            ヒプシロフォドンはイグアノドンと間違えられていた事から分かる通り、イグアノドンと似た種類の恐竜でイグアノドン系統の最初の恐竜だと言われています。