エウロパサウルスは「ヨーロッパのトカゲ」という意味の名前を持つ竜脚類の草食恐竜で、その化石はドイツ北部で発見され、2006年に正式に記載されました。

エウロパサウルスは大型の恐竜が多い竜脚類に属する恐竜ですが、全長6mとあまり大きくはありません。
しかし、これには理由があり、元々はエウロパサウルスも大型の草食恐竜に分類される種であったようですが、その後、食料が少なくなったなどの理由から、矮小化(わいしょうか)していったという説が有力だと言われています。
この矮小化というのは、体の大きかった動物が小型する方向に進化する現象を言い、現生動物においても島などに隔離されたり、環境の変化などが理由で矮小化した種が存在しています。
エウロパサウルスのケースでは、当時、ヨーロッパは多くの島から形成されていた事が理由で一部の種が隔離されて、小型化が起こったと考えられています。

尚、このエウロパサウルスは現在確認されている新竜脚類の中では最も小さい種類だと言われています。

エウロパサウルス [恐竜図鑑]

エウロパサウルス Europasaurus

エウロパサウルス
Europasaurus