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エウディモルフォドン。[恐竜図鑑]

エウディモルフォドン
Eudimorphodon

エウディモルフォドンの画像
科名
エウディモルフォドン科
分類
ランフォリンクス類、翼竜類
生息地(発見地)
ヨーロッパ(イタリア)
時代
2億1500万年~2億400万年前(三畳紀後期)
翼開長
約1m
体重
2~10kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
エウディモルフォドンはイタリアのチェーネ地方で発見された翼を持つ恐竜で、一般的には翼竜類に分類されています。また、エウディモルフォドンはほぼ同じ地域に生息していたと考えられているペテイノサウルスと共通点が多く、共に翼を持ち、特徴的な長い尾を持っていました。しかし、尾に関してはエウディモルフォドンの方が大きく長いという違いがあります。

エウディモルフォドンの口は細長く先端がやや尖っていて少し下向きになっていた事から海面の近くを泳いでいる魚を捕らえるのには向いた形状をしており、口の中の歯は先端から奥にいくにつれてやや大きくなっていました。この口の特徴は捕えた魚の鱗を砕くのに有利に働いたと考えられています。また、多くの個体は魚の鱗を砕く際に歯がすり減ってしまったようで噛みあう部分が平らになっていました。

現在、空を飛ぶ動物としては鳥や蝙蝠などがあげられますが、翼竜はこれらの動物が出現するよりも遥か昔に存在しており、最古の鳥であるとされる始祖鳥の登場よりも約3000万年早かったとされています。
また、翼竜は翼を形成している前足の第4指が異常に長く、この第4指から出ている広い皮膚が胴体とつながる事によって翼を形成していました。
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