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ドリコリンコプス。[恐竜図鑑]

ドリコリンコプス
Dolichorhynchops

ドリコリンコプスの画像
科名
ドリコリンコプス科
分類
海生爬虫類、広弓亜綱、鰭竜上目、長頸竜目
生息地(発見地)
北アメリカ(アメリカ合衆国)
時代
白亜紀後期
全長
約2.5~4.6m
体重
不明
食べ物
肉(魚など)
繁殖形態
卵胎生
ドリコリンコプスの画像2
解説
ドリコリンコプスの名前は「長い鼻の顔」を意味し、その名前通りの細長い顔をもっています。同じく頭部にある大きく裂けた細長い口は主食としていた魚などをとる為に役立ったとされ、口の中にある無数の鋭い歯は捕えた魚を逃がさない作りになっている実用性の高いものでした。

ドリコリンコプスは有名なエラスモサウルスなどと比べるとあまり首は長くありませんが首にある椎骨は人間やキリンなどの哺乳類が7つである事に対してドリコリンコプスは20以上の椎骨を持っていました。
このような特徴からドリコリンコプスは首の可動域が広く、かなり自由に頭部を動かす事ができたと考えられています。
胴体には海での生活に適応したオール状の四肢があり、この四肢を動かす事によって強い推進力を生んでいたとされています。しかし、ドリコリンコプスは水中で呼吸する事ができない為、比較的、水面に近い場所で生活していたのではないかと推測されています。

発掘調査の結果、ドリコリンコプスの化石の内部から胎児の化石が見つかった事から現在では卵生ではなく卵胎生であったと結論付けられています。
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