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ディロフォサウルス。[恐竜図鑑]

ディロフォサウルス
Dilophosaurus

ディロフォサウルスの画像
科名
ディロフォサウルス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、新獣脚類、コエロフィシス類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)、アジア(中国)
時代
2億~1億8300万年前(ジュラ紀前期)
全長
約6m
体重
450kg
食べ物
繁殖形態
卵生
ディロフォサウルスの画像2
解説
ディロフォサウルスという名前は「二つのトサカを持つトカゲ」という意味で、その名の通り、ディロフォサウルスは頭部の鼻のすぐ後から目の上にかけての位置に二列になったふたつのトサカを持っています。

ディロフォサウルスは肉食の恐竜であり、口の中には鋭い歯が多く並んでいました。また、手の部分にはこちらも鋭い爪を持ち、獲物を捕らえるのに使用されていたと考えられています。
また、1993年の作品である映画「ジャラシックパーク」の中ではディロフォサウルスは毒を吐く恐竜として描かれていますが、これは映画の中の演出であったようで、そうした事を裏付ける証拠は一切ないようです。

尚、ディロフォサウルスの二つのトサカの部分には空気袋がついていた事がわかっており、空気を入れる事によって、これを膨らませて威嚇したり、なんらかの信号を仲間に送る為に使用していた可能性があると言われています。

元々、ディロフォサウルスは1942年にアメリカのアリゾナ州北部のナバホ・インディアン保留地で少数の標本が発見された恐竜ですが、その後、中国でも非常によく似た化石が発見され、こちらもおそらく同じ種であろうと言われています。また、イタリアなどでもディロフォサウルスの足跡の化石が発見されており、一部地域だけではなく、世界の広い範囲に生息していた可能性があるようです。
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