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ディロン。[恐竜図鑑]

ディロン
Dilong

ディロンの画像
科名
ティラノサウルス上科
分類
獣脚類、双弓亜鋼(そうきゅうあごう)、竜盤類、テヌタラ類、コエルロサウルス類
生息地(発見地)
アジア(中国)
時代
1億3000万年前(白亜紀前期)
全長
1.6~2m
体重
不明
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
ディロンはディロングとも呼ばれる、体に羽毛を持った羽毛恐竜で、化石は中国の遼寧省にある義県層(ぎけんそう)で発見されました。
また、現在見つかっている羽毛恐竜の殆どが、このディロンの発見地と同じ義県層で発掘されている事で知られています。

ディロンは多くの羽毛恐竜と同様に飛行に適した骨格ではない為、地上を走って生活していたと考えられており、走る事によって動物を捕獲して、その肉を食べていた肉食恐竜でもあります。
ディロンの体の特徴としては首と前肢が長い事があげられ、この特徴から地上の低い位置で生活していた小型の動物を口と前肢で捕えて食べていた可能性が高いと言えます。
また、尾と下顎の下側にハッキリとした羽毛の痕跡が見つかっている事から、羽毛恐竜であったと断定され、この羽毛は体の保温に役立っていたとされています。
骨格はティラノサウルスなどの代表的な獣脚類と共通した特徴を多く持っている事から、このような獣脚類の恐竜の初期メンバーであったのではないかと考えられています。

尚、ディロンという名前は「皇帝の竜」を意味しています。
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