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デイノニクス。[恐竜図鑑]

デイノニクス
Deinonychus

デイノニクスの画像
科名
デイノニクス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、テヌタラ類、エウマニラプトル類、デイノニコサウルス類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)
時代
1億2400万~1億1000万年前(白亜紀前期)
全長
3~3.5m
体重
60~100kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
デイノニクスの名前は「恐ろしい爪」を意味し、四肢の爪が鋭く協力であった事から、この名がついたとされています。また、デイノニクスはアメリカのモンタナ州、オクラホマ州、ユタ州で発見され、その後、朝鮮半島でも発見されたとの情報もありましたが、現在では朝鮮半島で発見されたものはデイノニクスではなく、近似種のベロキラプトルではないかと考えられています。

デイノニクスは前述した爪が大きな特徴で、特に後ろ足にある第二指の爪は13cmほどにもなる特に大きなもので、その鉤爪は動かせるようになっていた事が分かっています。
具体的な使い方としては走る際などは持ち上げて地面に触れないようにして、攻撃の際などの特別な場合だけ、振り下ろしていたのではないかと言われています。
また、前足の3本の爪も非常に強力で、獲物を切りつけたり、捕まえたりするのに役立っていたとされており、集団で行動し、知能も高い恐竜であったと考えられている事から、デイノニクスよりも巨大なテノントサウルスさえも倒していたのではないかという説もあります。

デイノニクスは全身に羽毛を持っていますが、飛ぶような能力はありません。しかし、長い尻尾を真っ直ぐに伸ばしてバランスを取る事によって二足歩行を実現しており、高い知能で連携をとって素早い動きを獲物を捕まえる優秀なハンターであったとされています。
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