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コンプソグナトゥス。[恐竜図鑑]

コンプソグナトゥス
Compsognathus

コンプソグナトゥスの画像
コンプソグナトゥスの画像2
科名
コンプソグナトゥス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、テヌタラ類、コエルロサウルス類
生息地(発見地)
ヨーロッパ(フランス、ドイツ)
時代
1億5000万~1億4600万年前(ジュラ紀後期)
全長
1~1.5m
体重
2~10kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
コンプソグナトゥスはジュラ紀に生息した恐竜の中で最も体の小さな種類のひとつで、頭部の大きさは人の手のひらよりも小さい10cm程度でした。また、約1mしかなかった体長の半分以上はしっぽの長さであり、体重は1歳児程度しかなかったと考えられています。

コンプソグナトゥスの体はほっそりとしていたと推測されている為、軽い体を活かして素早い動きを特徴としていたと思われますが、華奢で小さいながらも手や足の力は強く、獲物を手で捕える事もあったとされています。
また、口の中には小さいが鋭い歯が無数に並んでおり、小型の獲物の肉を食いちぎるのには十分な能力があったようで化石の腹部に獲物となったトカゲの骨格が残っているものも発見されています。

コンプソグナトゥスは古代の鳥として広く知られている始祖鳥と同時代、同じ場所に生きていた事がドイツの採石場で化石が見つかった事により証明されている事からコンプソグナトゥスも始祖鳥と同様に羽毛で体が覆われていた可能性も指摘されていますが、今の所、そのような形跡は見つかっておらず、現在のトカゲのような姿であったとする説が有力です。
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