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コエロフィシス [恐竜図鑑]

コエロフィシス
Coelophysis

コエロフィシスの画像
科名
コエロフィシス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、新獣脚類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)
時代
2億2800万~2億年前(三畳紀後期)
全長
約3m
体重
20~30kg
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
コエロフィシスの名前は「中空なかたち」という意味で、この名前の由来は骨の中身が中空になっている事から名づけられました。元々は発見数が少なく、情報があまりない恐竜でしたが、1947年にアメリカ人の古生物学者であるエドウィン・コルバートがニューメキシコ州にあるゴースト・ランチで約100体の骨格を発見し、話題になりました。

コエロフィシスの特徴は二足歩行の恐竜としては珍しく、かなり首が長かった事が大きな特徴で、この特徴が全体的にスマートな印象を与えています。また、手足の指は4本ずつあり、見た目通り、素早く俊敏なハンターであったと考えられています。

コエロフィシスは大量に骨格が見つかった事で、様々な事が分かり、雌雄が同じ場所で暮らしていた事や、生きている動物の肉だけでなく、腐肉も食していた事。体内から子供の骨格が見つかった事から、共食いを行っていた可能性がある事などが分かっています。
また、この大量の化石は群れを作っていたコエロフィシスが鉄砲水に飲まれて、おぼれて死んでしまった事で、このような形で残ったと推測されています。
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