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カルノタウルス[恐竜図鑑]

カルノタウルス
Carnotaurus

カルノタウルスの画像
科名
アベリサウルス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目、新獣脚類
生息地(発見地)
南米(アルゼンチン)
時代
8300万~7100万年前(白亜紀中期)
全長
7~9m
体重
2~4トン
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
カルノタウルスはカルノサウルスと呼ばれる事もある恐竜で、名前は直訳すると「肉食の雄牛」という意味になります。名前の由来はカルノタウルスの頭部に牛の角のような大きな突起物が確認され、その珍しい特徴からイメージを膨らませて名づけられたと言われています。

カルノタウルスの体の大きな特徴は横の長さに比べて縦に大きな頭部で、この横方向につぶれたような形状の頭部からブルドックのようだと評される事もあります。口には強靭な歯には鋸歯があり、前足に関しては極端に退化して50cm程度にまで小さくなっていました。このような特徴からカルノタウルスは前足を殆ど使っていなかったのではないかと考えられていましたが、発達した筋肉が付いていたとの説もあり、この前足の用途に関しては今後の研究課題のひとつとなっています。

カルノタウルスは1985年にアルゼンチンの南部にあるパタゴニアで化石が発見された恐竜で、この地域においては最大級の大型の肉食恐竜ですが、有名なティラノサウルスなどと比較すると体が一回り小さく、ティラノサウルス以外の肉食恐竜と比べてもカルノタウルスの脚は筋肉が少なく、全体的に割とほっそりとしていたのではないかと考えられています。
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