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カンプトサウルス。[恐竜図鑑]

カンプトサウルス
Camptosaurus

カンプトサウルスの画像
科名
カンプトサウルス科
分類
イグアノドン類、鳥盤類、ゲナサウルス類、鳥脚類、ケラポッド類
生息地(発見地)
北米(アメリカ)、ヨーロッパ(イギリス)
時代
1億5400万~1億2600万年前(ジュラ紀後期~白亜紀前期)
全長
約7m
体重
約1トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
カンプトサウルスはカムプトサウルスと呼ばれる事もある恐竜で有名なイグアノドンと特徴がよく似ていますが、体の大きさはイグアノドンよりも一回りほど小さいものとなっています。
化石が発見された場所はオクラホマ州、コロラド州、ユタ州、ワイオミング州で、アメリカ中央部から西部にかけて出土されています。また、カンプトサウルスは多くの化石が見つかっている為、幼体、成体のどちらも化石も確認されています。

カンプトサウルスは角質の硬いくちばしのような口と長い鼻面が特徴的で、口の中には葉形の歯が2列に並んでいました。この歯は少し斜めを向いており、この歯の構造は植物の葉をすり潰すのに向いていたとされています。
植物をすり潰すという行為は草食恐竜にとっては重要なもので、すり潰す事によって植物からより多くの栄養を吸収できる事から、すり潰せない恐竜と比較して少ない量の植物で体を維持できた可能性があります。
また、草食恐竜であり、それほど体の大きくないカンプトサウルスは大型の肉食恐竜から襲われる危険が常にあったと考えられており、その攻撃に対して防御する硬い装甲を持っていた訳でも攻撃する為の武器を持っていた訳でもないので、基本的にはしっかりとした足で速く走る事で危険から逃れていたと推測されています。

尚、カンプトサウルスは基本的には2本足で移動などを行っていたされていますが、前肢もしっかりとした構造である為、休息の際や静止している状態では4本足になっていたのではないかと言われています。
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