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ビスタヒエヴェルソル [恐竜図鑑]

ビスタヒエヴェルソル
Bistahieversor

ビスタヒエヴェルソルの画像
ビスタヒエヴェルソルの画像2
科名
ティラノサウルス上科
分類
獣脚類、爬虫綱、双弓亜綱、竜盤目
生息地(発見地)
北米(アメリカ合衆国)
時代
約7450万年前(白亜紀後期)
全長
約9m
体重
1トン以上
食べ物
繁殖形態
人との比較
ビスタヒエヴェルソルと人
解説
ビスタヒエヴェルソルはティラノサウルス科の獣脚類で名前の由来は、アメリカの南西部に先住するインディアン部族であるナバホ族の言葉で「干しレンガの材料の採れる場所」を意味する「ビスタヒ」という言葉で呼ばれている地名と古代ギリシャ語で「破壊者」を意味する 「eversor」を組み合せて作られたもので、ふたつの言葉を合わせると「ビスタヒの破壊者」という意味になります。

最初にビスタヒエヴェルソルの部分的に化石が発見されたのは1990年の事ですが、当初は新種の恐竜とは考えられていなかったようでカーペンターとレーマンの手によってアウブリソドン(Aublysodon)として記載されていました。
しかし、それから8年後の1998年にほぼ完全な頭骨が発見された事により、研究が進み、2010年に新種の恐竜「ビスタヒエヴェルソル・セアレイ」として改めて記載される事になります。

ビスタヒエヴェルソルの代表的な体の特徴としては鼻の部分の骨である鼻骨の形状があげられ、ビスタヒエヴェルソルの鼻骨は一般的な獣脚類の恐竜よりも高さがある事が大きな特徴となっています。
肉食恐竜にとっては特に重要な部位である歯の数については頭骨が発見されているので正確な数が分かっており、その数は64本です。この64本という歯の数はかなり多いように感じますが代表的な肉食恐竜であるティラノサウルスとあまり変わりません。ティラノサウルスの歯は一般的に60本程度とされていますが50本という情報もあります。また、なぜか日本では88本という情報も出回っていますがこれはおそらく間違いだと思われます。

ビスタヒエヴェルソルの化石の発見地はアメリカ合衆国のニューメキシコ州にあるカートランド層となっています。
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