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バロサウルス [恐竜図鑑]

バロサウルス
Barosaurus

バロサウルスの画像
科名
ディプロドクス科
分類
竜脚類、竜盤目、爬虫綱、双弓亜綱
生息地(発見地)
北米(アメリカ合衆国)、アフリカ(タンザニア)
時代
1億5500万~1億4500万年前(ジュラ紀後期)
全長
23~27m
体重
20トン
食べ物
植物
繁殖形態
卵生
解説
バロサウルスはディプロドクス科に属する巨大な竜脚類の恐竜で学名は「重いトカゲ」を意味します。バロサウルスはディプロドクスなどに比べて化石の発見例が少なく、化石が珍しい事で知られています。
バロサウルスの記載年は19世紀後半の1890年で記載者はオスニエル・C・マーシュ、最初の化石はアメリカ合衆国で発見されました。(発見地はサウスダコダ州、ワイオミング州など)

体の特徴としては体に対して頭部が小さく、歯が櫛状で貧弱で短かった事などがあげられ、このような特徴からバロサウルスはやわらかい植物を選んで葉をすくようにして食べていたのではないかと考えられています。
首と尾が長いという特徴を持つディプロドクス科の恐竜の中でもバロサウルスは特に首が長く、首の骨(頚椎)ひとつだけで長いものでは1mにも達していました。
後肢よりも前肢が短く、前肢の先に備わっているかぎづめは一つだけでした。
アメリカ自然史博物館の玄関ホールには後肢で立ち上がった姿のバロサウルスの化石が展示されていますが現在では体の構造上、そのような姿勢を取る事は出来なかったとされており長過ぎる首はあまり上には持ち上げられなかったのではないかと予測されています。

バロサウルスは大型肉食恐竜から身を守る為に群れで生活していたと考えられていますが卵の数などから子育てはしていなかったのではないかと言われています。
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