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始祖鳥[恐竜図鑑]

始祖鳥
Archaeopteryx

始祖鳥の画像
科名
アーケオプテリクス科
分類
鳥類、獣脚亜目、テヌタラ類、コエルロサウルス類
生息地(発見地)
ヨーロッパ(ドイツ)
時代
1億4800万~1億4600万年前(ジュラ紀後期)
全長
45cm
体重
500g
食べ物
昆虫など
繁殖形態
卵生
解説
始祖鳥は広く一般に知られている名称ですが、本来はアーケオプテリクスと呼ぶ方が正しく、この名は「古代の翼」を意味し、始祖鳥という名とは特に関係はありません。しかし、始祖鳥という名の方が分かりやすいと思われますので、このページでは始祖鳥としています。

始祖鳥の化石は1864年にドイツの南部にある石灰石の採石場で発見され、発見された当初は細かい羽毛の跡がはっきりと見てとれた事から恐竜と関係がある種であるとは考えられていませんでした。
しかし、その後の発掘調査で、多くの恐竜の化石から羽毛の跡が見つかり、始祖鳥と恐竜の因果関係が疑いようのない事実となった事から、議論はそこから飛躍し、どの恐竜がこの始祖鳥の直接の祖先であるかと言う事に関心が移っていきました。

始祖鳥は鳥類とされながらも、鋭い歯を持ち、翼の部分に二本の指が付いていた事などから、獣脚類の恐竜が持つような特徴が見られ、尚且つ、現代の鳥類が持つ中身が空洞になっている軽く丈夫な骨や羽毛、翼などもあわせ持っている非常にユニークな存在として認識されています。
また、このような事実から現在において始祖鳥は恐竜と鳥類をつなぐ重要な種であっと考えられています。
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