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アルバートサウルス。[恐竜図鑑]

アルバートサウルス
Albertosaurus

アルバートサウルスの画像
科名
ティラノサウルス科
分類
獣脚類、竜盤類、獣脚亜目
生息地(発見地)
北米(カナダ、アメリカ)
時代
白亜紀後期
全長
約8m
体重
約2トン
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
アルバートサウルスは日本語ではアルベルトサウルスと記載される事もあるティラノサウルス科の肉食恐竜で、1884年にカナダのアルバータ州で初めて化石が発掘された事から、地名を取ってこの名がつきました。発見されたのは1884年ですが名前が記載されたのは21年後の1905年です。

アルバートサウルスはティラノサウルスと全体の印象はよく似ていますが、体の大きさは一回り小さく、体重も半分以下しかありません。しかし、鋭い歯を持ち、最高速度が時速30kmを超えたと言われるアルバートサウルスは同じ時代の同じ地域に生きた角竜類やカモノハシ竜などの草食恐竜にとっては大きな脅威であったとされています。
また、アルバートサウルスの大きな口の中にある無数の歯は獲物が激しく暴れて折れてしまっても、その後のハンティングに影響がでないように常に次の歯がすぐ下に待機していてすぐに生えてくるという構造になっていました。
力強い印象の後ろ脚とは対象的に極端に小さな前肢は指も2本しかなく、筋肉の量からいっても獲物を押さえつけるだけの力はなかったと考えられており、アルバートサウルスの前肢は現在でも何に使用されていたのかは解明されていません。
一説にはこの前肢は全く使用されておらず、進化の過程における前身の名残であったのではないかとも言われています。
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