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アベリサウルス。[恐竜図鑑]

アベリサウルス
Abelisaurus

アベリサウルスの画像
アベリサウルスの画像2
科名
アベリサウルス科
分類
獣脚類、新獣脚類、竜盤類、獣脚亜目
生息地(発見地)
南米(アルゼンチン)
時代
7500万~7000万年前(白亜紀後期)
全長
7~8m
体重
約1.5トン
食べ物
繁殖形態
卵生
解説
アベリサウルスは現在の南米大陸に生息いていた恐竜で、現在の所、その化石はアルゼンチンのリオネグロ州で唯一発見されたのみで、それも完全なものではなく頭部だけである事から、未だに謎の多い肉食恐竜として知られています。
しかし、アベリサウルス科に属するとされるカルノタウルスやマジュンガトルスなどの恐竜の化石は南米大陸の他、アフリカ大陸やアジアでも見つかっており、そこからアベリサウルスの全体像が推測されています。

アベリサウルスの頭部は長さが1m、高さが85cmほどあり、かなり大きなものでした。発見された頭骨には肉食恐竜特有の大きな口があり、口の中には鋸歯のある小さな歯が無数に並び、鼻先が丸くなっていました。
また、アベリサウルス特有の特徴としては眼窩の前に大きな開口部がある事があげられます。
代表的な獣脚類であるティラノサウルスのような形状で描かれる事が多いアベリサウルスですが、多くの研究者はティラノサウルスとアベリサウルスは進化の過程で別れた別々の系統の種である可能性が高いとしています。

尚、アルゼンチンで発見された頭骨についてはアベリサウルスのものであるかどうか専門家の間でも意見が分かれており、今後の新しい発見が待たれている状況です。
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